素敵な暮らしを目指して。。

嫌われる勇気って結構前からあった気がするけど、何年か前からいきなり流行ってきたのかな。
個人的にはこういう誰かに仕組まれたようなブームが大嫌いです。
でも、良いものが世の中に広まることはよいことかもしれませんね。

世界的に有名な心理学者であるにもかかわらず、日本におきましては、最近までほとんど無名であった「アルフレッド・アドラー」。
このかたのアドラー心理学というものを、対話形式で簡単にまとめているのが「嫌われる勇気」です。
心理学の書籍とも言えますが、自己啓発本とも言える内容です。
日本でアドラーをご存じなのは、心理学を勉強していらっしゃるかたくらいのものでしたが、しばらく前に、この書籍を題材にしたドラマ（タイトルはそのまま「嫌われる勇気」でした）が放送されたため、一般のかたがたも知ることとなりました。
とくに、自己啓発がお好きなかたには、大きな支持を得たようです。
視聴率はそれほど飛びぬけたものではなかったようですが、一般のかたにこの書籍や著者が知れ渡ったので、結果的にドラマを制作してよかったのではないでしょうか。
実際、ドラマの後で書籍の売れ行きも良くなりました。
誰であれ、嫌われて嬉しい人はいないと思いますが、我々日本人ほど、多くの人に好かれようとして、あらゆることに遠慮して生きている民族はほかにいないのではないかと思います。
言ってみれば、この書籍の内容は、日本人向けであると言ってもよいくらいでしょう。
まずこのタイトル自体、素晴らしい名言になっているとは思いませんか。
しかし、この名著は、ただ単に「人に嫌われてもいい、嫌われる勇気を持ちなさい」と諭す内容になっているわけではありません。
ちゃんと心理学という視点から、対人関係を改善してゆくための方策を提示しているのです。
アドラーは、人間の悩みは全て対人関係の悩みであると言い切っているところも気になりますね。
きっとあなたの心に響く名言がいくつもあると思いますよ。
Marblee (マーブリー)福袋